医大・医学部とは

医大・医学部とは医師を養成するため専門的な教育課程を有し、医学に関する研究・教育・臨床を行う6年制の大学・学部です。医師になるためには医学部での修学が義務付けられており、医師を目指す人が必ず通る登竜門と言えます。

医大・医学部のはじまりは東京大学・京都大学・東北大学など、日本の最上位の国立高等教育機関として設置された帝国大学の分科大学としての流れを組みます。帝大の分科以外にも医師養成機関があり、官立の旧制高等中学校「医学部」と、各府県立の「医学校」がありました。その後、官立の旧制高等中学校「医学部」は医学専門学校となり、各府県立の「医学校」は病院を母体にした医学専門学校として発展していきます。

1919年4月に大学令が施行されると、帝国大学では医師養成機関としていた分科大学を「医学部」、医学部だけの単科大学を「医科大学」と呼ぶようになります。このように医学教育が体系化される一方で、全国の医師需要に充分な大学医学部や医科大を設置することは難しく、各地に医学専門学校や大学専門部としての医学部などが存在していたそうです。医大・医学部は日本全国の大学で国公私立合わせて80箇所開設されており、そのうちの62校は戦後に設立、一学年100人程度の少人数制で編成されています。

医大・医学部では医師になるための知識と技術を6年かけて学んでいきますが、裏を返せば6年間の間に人の生命を預かれるだけの技量を修得しなければならない、ということになります。 

1年次は英語や自然科学系などの一般教養から基礎医学の導入部などを学び、2年次になると基礎医学の素となる解剖学、組織学、生理学、微生物学、病理学などを、実習を交えて知識修得と理解に努めます。3年次には各臓器に特化した病態を細かく学び、4年次に入って病態や症例の治療法・改善への方策を考える授業に入ります。4年次は座学最終年になるため法医学や東洋医学など社会医学的分野など、医学・医療に関わる幅広い講義も加わり、期末にはCBT・OSCEと呼ばれる共用試験が行われ、合否によって臨床実習の可否が決まります。5年次では大学病院で臨床実習がスタートし、1年をかけて内科・外科・小児科など病院の診療科全てを回ります。最終学年の大学6年次になると、大学病院とは別の病院でさらに臨床実習を積み、卒業試験、医師国家試験、卒業と6年間の学業を修めます。

こうして見ると医学部で過ごす時間はひたすら‘勉強’という印象ですが、それだけ医師として人の生命を預かれるだけの技能、学識、人間性は一朝一夕にして身に付くものではないと言うことなのでしょう。

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